【サービス停止のお知らせ】
2024年10月6日 (日) 午前10時~午後1時(日本時間)にバージョンアップを予定しております。
そのため上記の時間帯はサービスを利用することができません。
【新機能・アップデート項目】
1. 生成AI『Claude』の追加
2. 『ChatGPT-4o』の追加
3. 「ヤラク翻訳」の追加
4. テキスト翻訳におけるタイトルの自動生成
5. 自動翻訳エンジンの表示設定
6. 「MTrans Team内を検索する」機能
7. ユーザーページの表示に関する改善
8. その他の変更点
【アップデート内容】
1. 生成AI『Claude』の追加
前回のアップデートで追加されたChatGPT-4に続き、新しい自動翻訳エンジンとして生成AIのClaudeが追加されます。
Claudeは、AI開発企業「Anthropic」が開発したAIアシスタントです。「Anthropic」はサンフランシスコを拠点としており、AIの安全性を重視した開発や研究が行われています。
Claudeは、視覚分析やコード生成などの多様な機能に加え、翻訳にも活用できます。多くの調査で、Claudeは翻訳関連のタスクでChatGPTに匹敵する、時にはChatGPTよりも優れたパフォーマンを発揮することが報告されています。
MTrans Teamでは、AWS Bedrockを介してClaudeを導入します。AWSのプライバシーポリシーでは、ユーザーが入力したデータはモデルのトレーニングなどの二次利用はされず、安全な接続を介したデータ送信であることが明記されています。ChatGPTエンジンと比較したもう一つの改善点は、処理されたデータがAWS Bedrockに一切保存されないことです。詳細については、AWS Bedrockのデータ保護に関するポリシーを参照ください。
参照:
Meet Claude \ Anthropic
ClaudeTranslation: What the Research Reveals in 2024
The Claude 3 Model Family: Opus, Sonnet, Haiku
ChatGPT、Gemini、Claudeの翻訳力を比較 | ブログ | 株式会社ヒューマンサイエンス
※エンジンの有効/無効設定は企業様ごとに異なります。MTrans Team管理者様にご確認下さい。
※一度に処理できる文字数の上限は1万文字までとなります。
2. 『ChatGPT-4o』の追加
この度、ChatGPT-4oを新たに導入します。ChatGPT-4oは、より高品質な翻訳を提供するだけでなく、処理速度も向上しており、より迅速な翻訳が可能です。
※一度に処理できる文字数の上限は3万文字までとなります。
ChatGPT-4oは、一部の分野で従来のバージョンよりも翻訳の品質が良いだけでなく、翻訳の処理速度も向上しています。
参考:
ChatGPT-4o vsChatGPT-4|特徴や各モデルの違いを解説 | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作
サーバーの違いにより、ChatGPT-4と4oでは異なるデータレジデンシーが適用されます。日本国内でのデータ処理を希望される場合は、引き続きChatGPT-4をご利用ください。それ以外の場合は、改善された性能を持つChatGPT-4oへの切り替えを推奨いたします。
※エンジンの有効/無効設定は企業様ごとに異なります。MTrans Team管理者様にご確認ください。
3. 「ヤラク翻訳」追加
ヤラク翻訳は、翻訳結果へのフレーズの組み込みが可能な自動翻訳エンジンです。これにより、フレーズを保存することで、ユーザーとともに学習し、成長する、よりパーソナライズされた翻訳が可能になります。
※一度に処理できる文字数の上限は万文字までとなります。
これまで、部分一致したフレーズの主な用途は訳文の編集時にサイドパネルで過去訳を参照することでした。フレーズが原文と完全に一致する場合にのみ、訳文として挿入されます。
自動翻訳結果のパーソナライゼーションなど、フレーズをより有効活用できる手法を模索してきた結果、モデルのトレーニングとアダプティブモデルの発展により、翻訳プロセスへのフレーズの直接的な組み込みが可能になりました。
ヤラク翻訳を使用すると、ユーザーのフレーズ(マイフレーズとカンパニーフレーズの両方)が基本の自動翻訳モデルに適用され、カスタマイズされた自動翻訳文が生成されます(アダプテーション)。ヤラク翻訳では、部分一致や完全一致のようなフレーズの一致率は考慮されません。代わりに、意味上の類似度スコアが計算され、どのフレーズとフレーズのどの部分が翻訳結果に適用されるかが決定されます。
*現在の対応言語は、日本語と英語です。
*プラウベートクラウドユーザー様につきましては、ご利用サーバーの違いによりエンジン機能をオフにさせて頂きます。追加のご希望がございます場合はお知らせください。
4. テキスト翻訳におけるタイトルの自動生成
テキストを入力して翻訳した際にドキュメントのタイトルが自動生成される機能を追加しました。
従来、ユーザーがテキストを翻訳した際にドキュメントのタイトルは未入力のままでした。
この場合、ドキュメントの一覧ページには「無題ドキュメント」と表示されますが、このタイトルが多くあるとドキュメントの区別がつかないことがありました。
アップデート後は、翻訳された日付がタイトルとして自動的に挿入されます。
5. 自動翻訳エンジンの表示設定
カンパニー管理者が、カンパニー内のユーザーが使用できる自動翻訳エンジンを設定できるようになりました。
設定ページで、ユーザーに表示する自動翻訳エンジンを選択できます。
セキュリティなどの関係で企業内で特定の自動翻訳エンジンの使用が許可されていない場合、そのエンジンの表示をオフにしてください。
6. 「MTrans Team内を検索する」機能
従来は、テキストをハイライト選択すると、自動的にサイドパネルの検索ボックスにハイライトされたテキストが挿入されていました。
便利な機能ではある反面、この機能により、テキストのコピー&ペーストなどが難しいというお客様の意見をいただきました。
今回のアップデートでは、この機能を「MTrans Team内を検索する」機能に置き換えた形になります。
「MTrans Team内を検索する」は、ハイライト選択時に既存の「Googleで検索する」「Wikipediaで検索する」「用語集へ追加する」と一緒に表示されます。
7. ユーザーページの表示に関する改善
設定ページのユーザー一覧ページにて、カンパニー内のユーザー数とユーザー権限の表示を変更し、招待中のユーザー数も表示されるようになりました。
これにより、カンパニー管理者がユーザーや招待の管理がしやすくなり、権限を持つユーザー数がわかりやすくなります。
8.その他の変更点(5点)
1.編集ページのレスポンシブデザインを改善
ブラウザのウィンドウサイズが小さい場合でも、サイドパネルの大きさを調整しやすくなりました。
2.アカウント作成時にパスワードルールを表示
ユーザーがアカウントを作成する際に「パスワード」の入力欄をクリックすると、該当するルールがポップアップで左側に表示されます。
3.自動翻訳エンジンを選択するドロップダウンメニューのサイズを拡大
新規作成ページと編集ページで、歯車マークをクリックすると表示される自動翻訳エンジンのドロップダウンメニューの幅を広げました。これにより、エンジンを選択しやすくなります。
4.TranslateAPIの使用状況ページ
API経由で翻訳された文字数を設定ページで確認できるようになりました(APIインテグレーションのオプションを使用しているお客様向け)。
5.新規画面のニュースセクションに未読アイコンとピンアイコンを追加
詳細をクリックしていないニュースに未読アイコン、一番上に固定しているニュースにはピン留めアイコンが表示されるようになります。
*管理者ユーザーの皆様へ:新しく追加されたエンジン(Claude/ChatGPT-4o/ヤラク翻訳)の利用を希望されない場合は、営業担当者までご連絡ください。
これらの新機能や改善された機能は、すべてユーザー様からいただいたご意見から開発・改善しております。
これからもお客様と共にMTrans Teamが成長していけるよう、今後もたくさんのご意見・ご要望をお待ちしております!