2026年7月25日アップデート

【サービス停止のお知らせ】

2026年7月25日(土)16:00 ~ 7月26日(日)01:00(日本時間)にアップデートを予定しております。

これに伴い、上記の時間帯はサービスを利用することができません。

【新機能・アップデート項目】

​​1. 生成AI版ヤラクエンジンの実装

​2. ドキュメント編集ページのUIリワーク

​3. Webページ翻訳機能の追加

​4. その他の改善

【アップデート内容】

1. 生成AI版ヤラクエンジンの実装

MTrans Teamに、生成AI版ヤラクエンジン(Ver. 5)を実装します。
新しい生成AI版ヤラクエンジンでは、MTrans Teamで対応している全36言語に翻訳できます。
また、プロンプトによるスタイル指示に対応しており、文書の目的や読み手に合わせて、よりフォーマルな表現や自然な文体など、用途に応じた翻訳スタイルを指定できます。


アダプテーション機能の改善

アダプテーション機能(過去に登録した翻訳例(フレーズ)を参考にして、新しい文章の翻訳をその表現に合わせる機能)も改善されています。
以下の例では、「東京に行きます」→「I will travel to Tokyo.」をフレーズ登録することで、「場所に行く」という意味では travel を使うという翻訳傾向を学習します。一方で、「仕事」や「ジム」は移動・旅行ではなく日常的に行く場所であるため、go が適切と判断されます。
従来は一律に travel と翻訳していましたが、改善後は文脈や意味の違いを考慮し、適切な表現を選択できるようになりました。


文脈処理と文体制御の最適化

英日・日英翻訳の品質評価において、生成AI版ヤラクエンジンは文脈処理と文体制御の面で高い評価を得ています。
文脈処理に関する評価*1では、生成AI版ヤラクエンジンはMTrans Teamで使用可能なエンジンの中で総合スコアが最も良い結果になりました。また、代名詞・主語の補完、訳語の一貫性で第1位、語義の判別で第2位となりました。前後の文脈をふまえた訳文生成により、文書全体として自然で一貫した翻訳結果を得やすくなります。
また、文体指定に関する評価*2においても、生成AI版ヤラクエンジンは総合評価で2位、敬体の生成においては最も高い精度でした。ビジネス文書など丁寧さが求められる場面でも、プロンプトで指定したスタイルに沿った訳文を作成しやすくなります。

Chart


以下は「代名詞・主語の補完」の例です。二文目で主語の「ジェームズ・リベラ」が省略されていますが、生成AI版ヤラクエンジンは前文を参照することで正しい主語(代名詞のHe)を補完できています。
原文 :デザイナーのジェームズ・リベラさんはご存じで? この部屋に3年住んでました。
生成AI版ヤラクエンジン : Do you know the designer, James Rivera? He lived in this room for three years.
他エンジン : Do you know the designer James Rivera? I lived in this room for three years.
以下は「語義の判別」の例です。二文目の「蜂」は「スズメバチ」を指しており、生成AI版ヤラクエンジンは「蜂」を「hornets」と正しく訳せています。
原文 :このあたりには、スズメバチの巣があるので、気をつけてください。 らしいですね、近所の人が実際何度もに遭遇してるそうですしね。
生成AI版ヤラクエンジン : There are hornet nests around here, so please be careful. It seems so, as neighbors have actually encountered hornets many times.
他エンジン : Please be careful, as there is a wasp nest in this area. It seems so; I hear that the neighbors have actually encountered bees many times.

*1 文脈処理に関する評価は、公開テストセットである NTT discourse セット (2020)を用いて、代名詞・主語の補完、訳語の一貫性、語義の判別など、前後の文脈をふまえた翻訳能力を測定したものです。スコアは、テストデータに対してエンジンが正しく処理できた割合(正解率)を示しています。数値が高いほど、前後の文脈をふまえた翻訳が可能であることを意味します。
*2 文体指定に関する評価は、公開テストセットである CoCoA-MT (2022)を用いて、敬体と常体を指定どおりに訳し分けられるかを測定したものです。スコアは、テストデータに対してエンジンが正しく処理できた割合(正解率)を示しています。数値が高いほど、より正確で指定に忠実な翻訳が可能であることを意味します。

2. ドキュメント編集ページのUIリワーク

ドキュメント編集ページのUIを一新し、より直感的に操作できるようになりました。
特に自動翻訳エンジンとカテゴリの設定ポップアップを見直しました。翻訳に関する設定を一か所に集約し、現在選択されている自動翻訳エンジン、プロンプトカテゴリがボタン内のテキストで一目でわかるようになります。
また、「翻訳を更新」ボタンを追加しました。設定変更後など、任意のタイミングで再翻訳を実行できるため、翻訳内容の確認や調整をよりスムーズに行っていただけます。

※画像は開発中のものであり、実際のUIとは異なる場合があります。


さらに、テキストビューと並列ビューのUIを統一しました。表示形式を切り替えた場合でも同じ感覚で操作できるため、翻訳結果の確認や編集作業を進めやすくなります。


進捗バーも見直し、フレーズ追加状況と確認済みの状況を別々に表示するようにしました。翻訳作業がどこまで進んでいるかを一目で確認できます。

              ※画像は開発中のものであり、実際のUIとは異なる場合があります。


チェックアシスタントと検索&置換のセクションをワンクリックで開けるようになったほか、ダウンロードとコピーボタンの位置も変更されます。

※画像は開発中のものであり、実際のUIとは異なる場合があります。


3. Webページ翻訳機能の追加

URLを貼り付けるだけで、指定したWebページの内容を翻訳できます。
AI辞書やプロンプトを活用しながら、専門的な内容のWebページも翻訳して読むことができます。
翻訳したWebページはHTMLファイルとしてダウンロードできます。翻訳結果をWebページのレイアウトを保ったまま確認したい場合や、翻訳後の内容をファイルとして保存したい場合にご利用いただけます。


4. その他の改善

・カスタムプロンプトの文字数上限を、2,000文字から4,000文字に引き上げます。より詳細な翻訳指示を入力しやすくなります。
・訳文を「確認済み」にすると、ドキュメント全体を再翻訳しても、その訳文は更新されなくなります。
・複数のセグメントを一括で結合できるようになります。結合したいセグメントにマウスポインタをかざすと、「ここまで結合する」が表示されます。

これらの新機能や改善された機能は、すべてユーザー様からいただいたご意見から開発・改善しております。
これからもお客様と共にMTrans Teamが成長していけるよう、今後もたくさんのご意見・ご要望をお待ちしております!



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